衿付き半襦袢♪

2012年06月21日

夏に向け、衿付きの半襦袢を作りました。でも従来のものはいろいろ使い勝手が悪かったので私なりにいろいろ工夫して作った「綺綸堂オリジナル衿付き半襦袢」名づけて「プチじゅばん」です。

なぜ「プチじゅばん」とつけたかと言うと従来のものより着丈が短くなっています。一般の衿付き半襦袢や二部式の襦袢は丈が長すぎて、お腹の上で上前下前が重なって、しかも裾よけの上前下前が重なってお腹廻りがすっきりしませんでした。着物にも響くしお腹も出て見えるし、暑いし。。。後ろも同じく長すぎて着物によっては半襦袢のすそ線が着物に響いてしまい、すっきり着こなせずにいましたのでそれらを解消すべく丈を短くしました。

丈が短いと上半身のおさまりが悪くなる気がしますが、プチじゅばんの衿は通常の長襦袢よりやや長めに作ってありますし、衣紋抜きもつけてあるので、衿元も安定しますし、衿元のゆるみなども簡単に手直しできます。

画像のプチじゅばんは私用のちびっ子サイズを普通サイズのボディ子さんに着付けていますので、ちょっと小さく感じますが、サイズに合わせて衿の長さ、丈なども変えていきます。

袖つけ部分の「身八つ口」も普通の長襦袢のサイズで作りました。大きめに開いているので、コーリンベルトや腰紐を通す時もスムーズに手が入りますし、紐などが上に上がってしまうこともありません。

衣紋の部分の「くり」も浅いものが多く、すぐに衿が詰まってきますが、「くり」も多めに取り、綺麗な衿元が出来るようにしました。



衣紋抜きもお尻の線に響かない程度の長さに作りました。紐を通す部分はまだつけてありませんが、これは身長にあわせてお付けします。









衣紋抜きはさらしを重ねて作ってありますので、安定感もあり、背中のくぼみの補正にもなります。













綿素材のさらしで作ってありますので、汗も吸ってくれますし、お洗濯も簡単にできて暑い夏の着物姿にはとても重宝すると思います。袖付きですので、綿着物などのときはそのまま着ちゃってもいいかも♪着物用の肌着はつけず、キャミソールの上などにお召しいただければ、夏も涼しく着物が楽しめます♪




替え袖をつけて、着物に合わせて自由に楽しむことも出来ます。


袖とお揃いの裾よけをつけても良いし、着物用のステテコでも良いかも♪

替え袖は「プチ襦袢(衿付き半襦袢)」の袖につけていただくだけです。

スナップやマジックテープなどで試してみましたが、大きな針目で構わないので、縫い付けてしまうのが一番安定して使えるようです。

 

 

 

「プチじゅばん(衿付き半襦袢)」は全てオーダーでお作りします。裄などの寸法をお知らせいただければ、体に合わせたサイズでお仕立ていたします。身八つ口から長襦袢が見える。。。なんてこともなく安心してお召しいただけます。

替え袖、裾よけもわたしなりに工夫したものを製作中です。出来上がったらご紹介しますね。

画像の替え袖、裾よけセットは旧タイプのものです。何点か在庫があるので、お買い得価格で明日から順次ネットショップで販売していきます。可愛い柄でいろいろ作っていますのでお楽しみに。

替え袖セットはお好みの生地でお作りすることも出来ますので、遠慮なくお問い合わせください。着物をリメイクしてお作りすることも出来ます。淡いお色の絹で作れば礼装にだって着られますよ。これ一枚あれば、一年中、いろいろなシーンに着こなせてとても重宝すると思います。

以前は長襦袢派だった私ですが、「プチじゅばん(衿付き半襦袢)」を使うようになったらより気軽な着こなしが楽しめるようになりました。裾よけの胴の部分がさらしを二重にして作っているので、お腹をぴったり押さえてくれるので、丹田に気合も入るし、なんだか安心感もあり、そこがかなり気に入っているかも(^_-)-☆

明日からネットショップ「工房綺綸堂」にて販売いたします。


★6月のイベント★

『アンティーク&リサイクル着物フェア』 6月24日(日)12時〜17時 綺綸堂にて

各イベントの詳細についてはこちらをご覧ください。


★6月の店休日★

■毎週水曜日は定休日です。(6日、13日、20日、27日)
■第2、4火曜日は「旭屋カルチャースクエア」での講座のため、お休みさせていただきます。 (12日、26日)
■第2、4木曜日は「リビングカルチャー倶楽部」 での講座のため、お休みさせていただきます。 (14日、28日)

■その他、出張や工房での作業などで不在にする時もありますので、ご来店前にご連絡くださいませ<m(__)m>

綺綸堂からのご案内

■「ぬいぐるみリラックマ、ミッフィー、テディベア)」に着物を着せて「和装ウェルカムベア(ドール)」をお作りします

着物のコーディネイトのアドバイスいたします。詳細はこちらをご覧ください。

■「綿着物手作り講座」を開講しました。詳しくはこちらをご覧ください。

■「綺綸堂」はマンツーマン指導の着付け教室(鹿児島市)で、着付けも承っています。 通常のコース以外に「プロ着付け師コース」「花嫁着付けコース」「男性の着付け」などの講座もあります。

■「工房綺綸堂」では、可愛い「オリジナル着物スリップ(和装用補正肌着、浴衣用肌 着)」の販売をしています

posted by diary-kirindou at 16:04 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする